こんばんは。妻です。
畑に作物を植えつける前に行う春一番の畑しごとに
「石拾い」があります。
「石拾い」とは、その名の通り、
畑の石を拾っていくという単純な作業です。
こうやって、畑の所どころにある石をまとめておいて、
ショベルカーのバケットに入れていきます。

バケットに石がいっぱいになったら、
4tトラック(写真右奥)に、石を乗せて、
石置き場(所有地)まで運んでいきます。

石を石置き場に積んでいるところ。
ガラガラガラと大きな音を響かせながら石が転がっていきます。

石はやっぱり重いし、
朝から晩まで一日中畑を歩き続けるのも、
ひたすら石を拾い続けるというのも、
けっこうな重労働!
背中や腰がパキパキになって、
次の日の朝は筋肉痛になって動くのが辛いです。
この作業を1週間くらい続けて、
石のないキレイな畑にするんです。
畑で働くのは気持ちが良く、
そんなに辛いと思うことはないんですが、
私は1シーズンの畑しごとの中で、
実は、この「石拾い」が一番嫌いです。
だって、飛びぬけて、地味で単調で、疲れるんだもん・・・
でも、石を拾いながら、
会社員をしていた頃、新入社員だった私に、
上司が話してくれた小話を思い出しました。
2人の労働者が同じ仕事をしていて、
「あなたは今何をしているのですか?」
と聞かれた時に応えた言葉についてのお話です。
一人はこう答えました。
「今?!目の前にある大きくて重い石を運ぶ仕事をしているんだよ!」
そして、もう一人はこう答えました。
「私は、人々が心をやすらげることのできる素晴らしい教会を建設するための、土台となる平らな土地を作る仕事をしているんです。」
けっこう有名な小話で耳にしたことがある人も多いと思います。
仕事に取り組む時に、その仕事の本質、目的をしっかり把握していれば、
どんな仕事にもやりがいを感じることができるというエピソードですね
新入社員の頃は、説教臭い話だなーと聞き流していましたが(笑)、
今になると、その意味をしっかりと理解することができます。
まさか、比喩ではなくて、本当に「石を運ぶ」という仕事をすることになるとは、
その頃の私は全く想像していませんでしたけどね~(笑)
今年の秋、素晴らしい作物をたくさん収穫して、
多くの人に食べてもらえるように、
石のない、状態の良い畑を準備しようと思います
★ブログランキングに参加しています。ブログ認知度UPのためにクリック↓をお願いします★
にほんブログ村
スポンサーサイト