こんにちは、夫です。
農薬は悪者で有機野菜や無農薬野菜って、それだけで美味しく、体に良いイメージが
ありませんか?何となく私もそう思います。
だって、自然の中でありのまま育ったものですから。
でも、本当にそうなのか?
農業に携わっていくものとして、これは知っておいたほうが良いということで、色々と
調べているうちに、面白い調査結果を見つけました。
1990年にカリフォルニア大学のエイムズ博士らが行った調査によると、アメリカ人の
食事に含まれる農薬物質の99.99%が植物由来の天然農薬であるという結果を公表
したそうです。
ここでいう天然農薬とは、植物が外敵(病害虫など)から身を守るために自身で生成する
毒素のことで、あらゆる植物が持っています。
博士によると、天然農薬は人工農薬とほぼ同等の発癌性を有しており、上記の通り、
その摂取量から、人工農薬は危険はほとんどないと結論付けています
また、国内でも2005年に近畿大学の森山博士らによって、農薬利用がアレルギーを
起こすアレルゲン量にどのように影響するか調査がされています。
リンゴを①無農薬、②春先のみ農薬使用、③通常通り農薬使用の3種類に分けて
栽培したところ、①は病気が発生し大きな被害、②は被害が小さく、③は被害が
なかったそうです。
そして、アレルゲンの量に関しては、①は③に比べて平均2倍、②は③に比べて
1.5倍の数値が含まれていることが判明しました。
無農薬の場合、病害虫に冒されるリスクが高まるために、植物が持つ自己防衛機能
が働き、植物体内で天然農薬を多く作り出しているのだそうです。
人工農薬が適切に使用されていれば植物は農薬に守られて成長し、体内に天然農薬
を過度に生成する必要がありません。
つまり、残留農薬が細かく規制されている人工農薬を使った通常?野菜よりも、天然
農薬を生成した有機野菜などの方が人体に害となっていることも考えられるのです。
また、昔の人工農薬と違い、現在の農薬は散布後数日で毒性がなくなるものが
ほとんどです。
そして残留農薬に関しては日本の基準は世界でも最も厳しい方です。動物に対する
毒性試験から、動物に1日に投与しても全く影響が出ない最大量を求め、安全係数と
して原則100分の1をかけて、人の1日許容摂取量を決めているそうです。
どうでしょう?何かイメージは変わりましたか?
実は、私はこういう結果を見ても、100%は納得できないのも事実なんです。
きっとそれは、もともと人類が長い間食べ続けていたものが、人工農薬を使っていない
野菜だから。だから、これまでと同じものを食べていれば、これまで以上に発癌性も高く
ならないし、アレルギーも起こらないだろうということなんだと思います。
現在使用されている農薬が長期的に人体にどのような影響があるか、体験した人は
いません。だから漠然と不安を感じるということもあるでしょう。
まあ、結論としては、良く分からなくなってしまいましたが、あまり小さなことは気にせず、
自分が美味しく、体に良いと感じるものを、食べるのがいいかもしれませんね。
ちなみに、美味しいかと言うことに関しては、人それぞれだと思うし、ちゃんと作られた
採れたての新鮮野菜だったらどちらも美味しいですよ
★ブログランキングに参加しています。ブログ認知度UPのためにクリック↓をお願いします★
にほんブログ村
スポンサーサイト